監督・撮影:マシュー・ハイネマン/製作総指揮:キャスリン・ビグロー/2015年メキシコ・アメリカ100分原題:CARTEL LAND/配給・宣伝:トランスフォーマー

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STORY

麻薬カルテルがすべてを支配する国。「家族の命は、自分で守る!」ひとりの町医者が立ち上がり、銃を片手に無謀な戦いを開始した―。

メキシコ・ミチョアカン州。麻薬カルテル“テンプル騎士団”による抗争や犯罪が横行するこの地では、一般市民を巻き込んだ殺戮が繰り返されていた。政府は腐敗しきり、警察も当てにならない。そんな過酷な状況に耐え兼ねた医師のドクター・ホセ・ミレレスは、ついに銃を手に市民たちと自警団を結成する。

時を同じくして、アメリカ・アリゾナ州のコカイン通りとして知られるアルター・バレーでは、アメリカの退役軍人のティム・“ネイラー”・フォーリーが、“アリゾナ国境自警団”と呼ばれる小さな準軍事的グループを率いていた。メキシコ国境沿いで麻薬の流入や、不法入国を防ぐために日夜奮戦するフォーリーは自らの仕事に大きな誇りを持っている。「俺のやっていることは正しい事だ。自分が戦っている相手は悪なんだ」
一方、ミレレスの活動も活発化していた。彼は精力的に各地を訪れ、麻薬カルテルの脅威にさらされる人々に呼びかけた。「殺されるのを待つか、銃を買って自分を守るか?政府が住民の安全を守ろうとしないなら、我々には命と家族を自らの手で守る権利がある!」。ミレレスに賛同した者たちはユニフォームと銃を支給され、自警団のメンバーとなって、ギャングや密売人たちを追い詰めていく。その活動は大きな成果を上げ、各地で自警団はカルテルを撃退し、ミレレスは一躍、正義のヒーローとして担ぎ上げられる。しかし、組織が肥大化するにつれ、内部で違法行為を行う者、はては麻薬製造を堂々と行う者まで現れてしまう。組織は次第にコントロールを失い、思わぬ方向に暴走し始める――。